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湯浅年子記念特別研究員奨学基金    (候補者募集中: 締め切り 平成28年6月15日)

基金概要

 第二次大戦をはさんだ世界情勢の極めて厳しい時期に、フランスにおいて、イレーヌ&フレデリック・ジョリオ=キュリー夫妻を師とし、原子核物理研究と日仏学術文化交流に生涯を傾けられた湯浅年子先生を記念し、本学では「湯浅年子記念特別研究員奨学基金」が設けられています。フランスとの交流をはかりつつ、自然科学における研究を奨励することを目的として毎年1名の特別研究員候補者を選出しています。将来の自然科学の諸分野を担う若手研究者の育成を意図して創設された奨学金ですので、意欲ある院生、ポスドクからの応募を期待しています。

平成28年度募集要項

内  容:
A)研究奨励金:フランス滞在中の研究費として25万円を授与します。
B)フランス大使館へ、フランス政府給費留学生として推薦します。
(渡航費(往復)と滞在費が支給されます。詳細はフランス政府給費留学生試験の募集要項をご覧ください。)
対 象 者: お茶の水女子大学出身者・在学者又は附属高等学校出身者で、自然科学関係の研究に従事し、その成績顕著な者
応募資格: フランス政府給費留学生試験の出願要件を満たす者
* 同試験に出願する際、仏留学先の受入承諾書が必要になります。
応募書類: 履歴書(写真貼付の上押印のこと)、業績リスト、代表的な論文別刷、応募理由書、応募者の研究業績を知る方による推薦書(推薦者による押印のこと)、研究題目、大学及び大学院の成績証明書
* 選考にあたり、研究内容のプレゼンテーションを行っていただきます。
締め切り: 平成 28年 6月15日(水)   (延長しました)
問い合わせ先・書類提出先:
  お茶の水女子大学  学務課 理学部担当
電話 03-5978-5288
E-mail:
参  考: 受奨が決定された方は、別途フランス政府給費留学生試験を受験していただきます。同試験について、昨年度の要項はこちらのリンク先をご覧ください。

これまでに受奨された方々

これまでに、以下の方々が湯浅年子記念特別研究員として受奨され、フランスに留学されています。

年度氏名受奨時の所属留学先
平成14年佐々木 成江本学非常勤講師(生物学科)、日本学術振興会特別研究員ルイ・パストゥール大学
平成15年渥美 裕子本学大学院人間文化研究科後期課程複合領域専攻1年ルイ・パストゥール大学
平成16年石野 千恵子本学大学院人間文化研究科前期課程物質科学専攻2年コレージュ・ド・フランス、
ESPCI:CNRS
平成17年中田 恭子青山学院大学理工学部専任講師(本学学部・大学院修了)Ecole Normale
Superieure de Paris
平成17年中武 真由香本学大学院人間文化研究科後期課程人間環境科学領域専攻1年Institut Gustave Roussy
平成18年長M 里奈本学大学院人間文化研究科後期課程複合領域専攻1年CEDRIC-CNAM
平成19年櫻井 宗良本学大学院人間文化研究科前期課程物質科学専攻2年ルイ・パストゥール大学
平成20年青柳 裕子本学大学院人間文化研究科後期課程複合領域専攻3年ESPCI
平成21年内川 瑛美子本学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程理学専攻2年ストラスブール大学:
IGBMC-CNRS
平成22年工藤 まゆみ本学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程理学専攻1年ボルドー第一大学
平成23年野ア 絵美本学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程ライフサイエンス専攻1年ストラスブール大学
平成24年大塚 美穂本学大学院人間文化創成科学研究科博士前期課程理学専攻2年ストラスブール大学
平成25年西川 史恵東京学芸大学附属高等学校数学科教諭(本学大学院修了)ストラスブール大学
平成26年遠藤 隆子本学学部教育研究協力員パリ第6大学

フランス留学記

湯浅年子記念特別研究員としてフランスに留学された方々の留学記です。

 「湯浅年子記念基金特別研究員帰国報告」 佐々木 成江
 「フランスで得たもの」 渥美 裕子
 「コレージュ・ド・フランスおよびESPCIに留学して」 石野 千恵子
 「ルイ・パスツール大学に留学して」 櫻井 宗良
 「フランスに留学して」 青柳 裕子
 「フランスでの留学経験」 内川 瑛美子
 「フランス留学を経験して」 工藤 まゆみ
 「ストラスブール大学に留学して」 野ア 絵美
 「海外留学体験記」 大塚 美穂
 「フランス留学記」 西川 史恵

湯浅年子記念特別研究員の現在

湯浅年子記念特別研究員になられた方に現在の活躍の様子などのエッセイを寄稿していただきました。

 「北欧で」 渥美 裕子