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平成22年度「生命情報学」副専攻開講

2010年04月16日
 平成22年度「生命情報学」副専攻が開講します!
 「生命情報学」副専攻は、お茶の水女子大学の学部における生命情報学教育で、平成21年度から開始しており、平成22年度の履修要項は以下のようになっています。

目標:
 「生命情報学」副専攻は、比較的コンパクトな科目群を設定するとともに、各科目において、必要履修科目を例示し、効果的な履修が可能になるように配慮されています。 ヒトゲノム塩基配列読み取り後の生命科学分野において、ゲノム情報を解読できる人材の養成が急務となっています。また間近にせまっている個人ゲノム時代には、その需要はさらに大きくなることは間違いありません。たとえ生命情報学を職業としなくても、自分のゲノムがどのようになっているのかを知ることは、理学的見地からも重要です。ゲノムに書き込まれている情報はタンパク質などの物理的実体に変換されてから機能することから、ゲノム情報解読には情報科学的な基礎に加えて、物理化学的な基礎が必要です。そこで、多くの本学の卒業生が生命情報関連分野で活躍していくことを望んで、自然科学の基礎を修得した学生が、ゲノム解読などのこれからのゲノム生物学にその力を大いに発揮できるように、生命情報学副専攻を設置します。自然科学の様々な分野出身者が本副専攻を受講することを鑑みて、「生命情報学概論」を必修とし、分野の全体像をとらえることを目的の主幹とします。
科目表:
2010開講科目科目区分学期・曜日・時限単位
生命情報学概論(必修)全学共通科目前期・火曜・9/10限2
計算生物学(選択必修)全学共通科目後期・火曜・9/10限2
進化遺伝学(選択必修)理学部生物学科専攻科目後期・木曜・3/4限2
バイオインフォマティクス(選択必修)理学部情報科学科専攻科目後期・木曜・7/8限2
計算化学(選択必修)理学部化学科専攻科目後期・金曜・3/4限2
統計学(選択必修)コア科目後期・金曜・3/4限2
履修方法および履修上の注意:
1.[科目表]に示した科目のうち、生命情報学概論を含め、10単位以上を履修してください。この要件を満たした学生は、申請により、生命情報学副専攻の「履修証明」をうけることができます。
2.コア科目、全学共通科目、関係学科の専攻科目から構成されています。履修した単位は科目区分 「コア科目」、「自由に選択して履修する科目」もしくは所属する学科の「専攻科目」に含められます。
3.各科目の履修に当たっては、下記に指定された科目を履修するか、それと同等の力を備えてから履修することを強く勧めます。    
計算生物学:基礎線形代数学(コア科目)、基礎微分積分学(コア科目)、統計学(コア科目)
進化遺伝学:分子遺伝学(生物学科専攻科目)、細胞生物学(生物学科専攻科目)【生物学科以外の学生ならば基礎生物学A及びB(どちらも全学共通科目)も可】
バイオインフォマティクス:データ構造とアルゴリズム(情報科学科専攻科目)、プログラミング演習1(コア科目)
計算化学:物理化学T(化学科専攻科目)、基礎化学B(全学共通科目)