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平成23年度アドバンスプログラム選考結果

2011年06月21日
 平成23年度のアドバンスプログラムとして7本のプログラムが採択されました。
 平成23年度のアドバンスプログラム募集に応募いただいたプログラムを、本学理数学生強化委員会で審議した結果、以下の7本のプログラムを採択することに決定いたしました。
担当者(学科) 由良敬(生物学科)、岡村浩司(生命情報学教育研究センター)、(統括:服田昌之 生物学科)
取り組み名 生物学研究実践ゼミ(生命情報学分野)
取り組み概要  生命情報学分野の2つの研究テーマに対して、1〜3年生の希望者が少人数のチーム体制で自律的に研究を進める。由良:ゲノム塩基配列情報からは不明なタンパク質のジスルフィド結合の位置を推定できるようにすることをめざす。既知情報からデータベースを構築し、そこからジスルフィド結合の位置を予測するソフトウエアの開発を試みる。由良・岡村(生命情報学センター):次世代シークエンサを用いて得られている原索動物のプロモータ配列をコンピュータで解析し、既知の脊椎動物の配列との違いを明確にし、メチル化を利用した制御がいかに獲得されたかを分子進化的に解析する。
 チーム体制によって、ディスカッションによる立案能力の育成を可能とする。
対象学生 生物学科1〜3年、5名
担当者(学科) 加藤美砂子(生物学科)、嶌田智(生物学科)、(統括:服田昌之 生物学科)
取り組み名 生物学研究実践ゼミ(植物分野)
取り組み概要  次の2つの研究室において提供する植物学分野の研究テーマに対して、1〜3年生の希望者が少人数のチーム体制で自律的に研究を進める。加藤:通常の集中実習ではできない、長時間の時間経過が必要な植物の培養や育成、長期にわたる植物の環境応答などの内容を盛り込む。嶌田:千葉県館山市沖ノ島をフィールドにして、そこに生育する海洋植物の種多様性について解析する。生態調査、分子系統解析、環境適応に関する培養実験、などを含む。
 チーム体制によって、授業の空き時間のローテーションによる継続的な実験と、ディスカッションによる立案能力の育成を可能とする。
対象学生 生物学科1〜3年、5名
担当者(学科) 千葉和義(生物学科)、清本正人(生物学科)、(統括:服田昌之 生物学科)
取り組み名 生物学研究実践ゼミ(動物学分野)
取り組み概要  次の3研究室において提供する動物学分野の研究テーマに対して、1〜3年生の希望者が少人数のチーム体制で自律的に研究を進める。千葉:発生生物学に関する原著論文を読み込み、自ら立てた仮説に基づいて実験を行う。特に、ホルモンと細胞分裂や、アポトーシスに関係する論文講読と実験を行う。服田:海産生物を材料として、発生や変態の研究テーマを探し出し、研究計画を立て、実験を行って、研究を実際に体験する。清本:海洋生物の生殖や発生についての研究を、週末等を利用して、館山の湾岸センターおよびその周辺の海岸で、特定の生物種を対象にした研究を行う。
 チーム体制によって、授業の空き時間のローテーションによる継続的な実験と、ディスカッションによる立案能力の育成を可能とする。
対象学生 生物学科1〜3年、8名
担当者(学科) 横川光司(数学科)
取り組み名 アドバンスト数学集中セミナー
取り組み概要  数学科4年生の大学院進学希望者のうち、大学院で学ぶ高度な理論を進学前に学習し、大学院でより進んだ研究を始めることを希望する学生を対象とし、TAとして大学院生を交え、合宿形式で、教員による大学院前期課程1年前期に学ぶ範囲の講義、大学院生との共同研究を行う。
対象学生 数学科4年、5名
担当者(学科) 近藤敏啓(化学科)、森義仁(化学科)
取り組み名 基礎科学研究を社会に繋げるための創造力
取り組み概要  基礎科学研究は精密さが要求され、忍耐強く現象と向き合うことになる。その一方で社会の科学・技術に対する期待の様相の変化は非常に早くなってきている。第一目標を応用技術としていない基礎科学研究に従事している場合でも、自身の研究と社会が要求する科学・技術との相対的な位置やつながりを自らが作り出せることが必要な時代である。そこで、一泊2日のゼミを開催し、企業の企画担当者など社会と科学・技術の関係の動向に精通している方を招いて研修会を実施する。
対象学生 化学科4年、10名程度
担当者(学科) 森義仁(化学科)、奥村剛(物理学科)、最上善広(生物学科)
取り組み名 微小重力実験への挑戦
取り組み概要  地上での科学実験では、重力の大きな変化は想定されておらず、一定のものとして考えることが多い。そのため地上での重力が果たす役割について顕に考える機会は少ない。地上における重力の役割を調べるための方法として微小重力実験がある。宇宙航空研究開発機構は学生対象の微小重力実験公募を毎年行っおり、本プログラムでは、数人の学生でチームを複数作り、この公募実験に応募する。微小重力実験はまだまだ歴史が浅く学生の斬新アイデアが予想外の結果をもたらすものと期待されている。
対象学生 化学科、物理学科、生物学科の学部1年〜3年。5名程度の研究チームを3つ程度。
担当者(学科) 浅井健一(情報科学科)
取り組み名 ACM 国際大学対抗プログラミングコンテストへの参加
取り組み概要  ACM 国際大学対抗プログラミングコンテスト (ACM ICPC) に参加してプログラミングの力を磨く。短期間に集中してプログラミングを行うことで問題解決能力を高めるとともに、複数人によるプログラミング (extreme programming) を体験する。これらを通して、プログラミング技術と動機の向上を図る。
対象学生 情報科学科2〜4年で C, C++, または Java で卓越したプログラミング力を持つ3人からなるチーム(チーム数は複数でも良い)