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平成24年度アドバンスト・プログラム選考結果

2012年05月22日
 平成24年度のアドバンスト・プログラムとして10本のプログラムが採択されました。
 平成24年度のアドバンスト・プログラム募集に応募いただいたプログラムを、本学理数学生強化委員会で審議した結果、以下の10本のプログラムを採択することに決定いたしました。
担当者(学科) 淺井健一(情報科学科)
取り組み名 ACM 国際大学対抗プログラミングコンテストへの参加
取り組み概要 ACM 国際大学対抗プログラミングコンテスト (ACM ICPC) に参加してプログラミングの力を磨く。短期間に集中してプログラミングを行うことで問題解決能力を高めるとともに、複数人によるプログラミング (extreme programming) を体験する。これらを通して、プログラミング技術と動機の向上を図る。今年度は、あらかじめ過去の問題を解くなどの事前対策も行う。
対象学生 情報科学科2〜4年で C, C++, または Java で卓越したプログラミング力を持つ3人からなるチーム(チーム数は複数でも良い)
担当者(学科) 千葉和義(生物学科)
取り組み名 学部生による学会発表を目指した発生学分野の探求活動
取り組み概要 減数分裂と受精過程における生命現象(多精拒否、アポトーシス、賦活等)は、それらの機構について、未だ未解明であるが非常に重要なものが多く残されている。多くのテーマの中で、学部生によっても観察・実験しやすく、熱心に取り組めば学会発表も可能なものを提案し、興味を持つ学生に取り組ませる。
対象学生 生物学科1年〜4年 数名
担当者(学科) 加藤美砂子(生物学科)、宮本泰則(生物学科)
取り組み名 微細藻類のオイル生合成に関する研究
取り組み概要 自然界からオイルを蓄積する微細藻類を単離し、オイルの生合成経路、オイルを蓄積する条件、オイルと特定した化合物の構造決定、単離した藻類の同定などの実験を行う。また、モデル藻類を用いて、より多くオイルを蓄積する条件検討を行い、比較する。以上の取り組みにより、フィールドワーク、生理学実験、細胞生物学実験、生化学実験、分子生物学実験、化学実験などの幅広い実験技術を習得する。そして、これらの手法を用いた実験から得られた結果を考察することにより、研究に必要な科学的思考力を育てる。今年度は、専門分野が異なる教員2名が協力して指導することによって、多種類の高度な精密機器を用いた実験を可能とする体制を強化する。
対象学生 1年 数名、2年 4名、3年 3名
担当者(学科) 清本正人(生物学科)
取り組み名 海洋生物の研究体験
取り組み概要 海洋生物の生殖や発生についての研究を、卒業研究を始める前の学生に体験してもらい、授業や実習で受講した内容をもとに、研究の実際へと主体的に展開する。具体的には、週末等を利用して、館山の湾岸センターおよびその周辺の海岸で、特定の生物種を対象にした研究を行う。
対象学生 生物学に関係する学科の1〜3年 数名
担当者(学科) 由良敬、桑名杏奈、伊藤貴之(シミュレーション教育研究センター)
取り組み名 生物統計学自習用ウェブ教材の構築
取り組み概要 生命情報学で必須である統計学は、学習が容易でないため、多くの学生と研究者は、その必要性は理解しているが習得に至ってない。そこで、現在統計学を勉強している生物学科と情報科学科の学生が中心になって、どのようにすれば、統計学をわかりやすく学習できるかを考え、その教育教材をウェブ上で開発する。統計学の理解にはシミュレーションが不可欠であることより、本取組は、シミュレーション教育研究センターのもとで、生物学科と情報科学科の教員で主導する。
対象学生 生物学科(1〜3年)1〜2名、情報科学科(1〜3年)1〜2名、(総計2〜3名)
担当者(学科) 由良敬(生物学科)
取り組み名 多重遺伝子属酵素のバイオインフォマティクス解析
取り組み概要 代謝系で活躍する酵素には、共通祖先由来であるにもかかわらず異なる反応を触媒するタンパク質が多々ある。これら酵素がどのような進化の結果、異なる基質の反応を触媒するようになったかを、分子進化系統樹とタンパク質の立体構造の変化とを融合させることで見いだすことを試みる。
対象学生 生物学科、情報科学科、化学科、物理学科の2〜3年から総計2名程度
担当者(学科) 作田正明(生物学科)
取り組み名 ゲノムからみた植物の進化
取り組み概要 植物の多様な二次代謝に注目し、この多様性の背景にある代謝系関連遺伝子群の分子進化をゲノムレベルで解析する。このプロジェクトにより学生はファイトケミカルゲノミクスの基礎を体感するとともに、分子生物学、生化学、細胞学、植物組織培養の基礎技術を習得できる。
対象学生 生物学科1〜3年 数名
担当者(学科) 服田昌之(生物学科)
取り組み名 海産生物発生研究実践ゼミ
取り組み概要 サンゴやウニなど海産生物を材料として、発生や変態の研究テーマを探し出して、研究計画を立て、実験を行って、研究を実際に体験する。授業の空き時間を使い、参加者でチームを作って遂行する。3月の動物学会関東支部大会での発表を前提として、研究計画立案の具体性を考えるところからのトレーニングとする。
対象学生 生物学科1〜3年 数名
担当者(学科) 森義仁(化学科)、最上善広(生物学科)
取り組み名 微小重力実験への挑戦
取り組み概要 学部の物理学、化学、生物学で学ぶ内容、または実験として体験する出来事は、通常、重力は一定と想定している。その一方で、重力が変化する地球外活動が珍しいものではなくなってきた現在でも、これまでの物事への理解と重力の関係について、確認たまは新規実験への期待が高くなっている。そこで、本取り組みでは、物事と重力の関係において、どのような課題が、どのような方法で行うことができるのかを、考え、実践することを目的する。
対象学生 化学科・生物学科の1〜3年 10名以下
担当者(学科) 横川光司(数学科)
取り組み名 iPad教材開発
取り組み概要 教員志望の学生に対し、iPadアプリ、iPad 教材の開発を指導し、実際にアプリ、教材を作成する。また、そこで開発したアプリ、教材を、大学で学ぶ数学を視覚的に表現し理解させる高校生向けの公開講座などで利用し、学生たちにアプリ、教材開発による教育を学ばせる。
対象学生 数学科4年 5名