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プロジェクト概要

本プロジェクトの目的
 本学理学部5学科(数学科、物理学科、化学科、生物学科、情報科学科)では、入学時に専攻学科を定めた上で、1・2年次で教養科目と自然科学の基礎に関わる科目を配するカリキュラム体系を保持してきました。しかしながら、このような対応だけでは、専攻分野の“理”に根ざす学びへの目的意識や意欲の触発、あるいは科学に対する広い視野の啓発には不十分です。このため、「生命情報学」など学際的分野の副専攻の開設、関連あるいは隣接分野の他学科の教員の下で学生が卒業研究を行える方策など行ってきました。本事業は、これらの試みをより発展させ、学生、特に新入生の学習への目的の明確化、あるいは意欲の保持を勘案し、5学科制の教育体制を「複数プログラム選択履修制」として教育システムをより柔軟なものに改めたうえで、理数への意欲と展開力を育て、特設授業群の開講など ひとりひとりの学生の個性と能力を伸ばす種々の取り組みを行うものです。
 
 平成23年度からは本学理事・副学長を委員長とする「理数学生強化委員会」を設置し、理系女性人材育成の基本方策の策定、理数に意欲ある優秀な学生の選考を行います。 強化委員会の指導のもと、大学院レベルの教育を視野に入れたアドバンスト・プログラムを実施します。
 アドバンスト・プログラムは次の三段階から成る取り組みです。
 (1) 複線的な教育基盤の枠組みを確立し、学生がその個性に応じて主体的に選択できるプログラムを提供する。
 (2) その土台のうえに、研究意欲に点火する特設授業を実施する。
 (3) 高い意欲ある学生には研究を体験実践させる。