研究内容


 我々は「高度な機能を有する界面(機能性界面)を構築するためには原子・機能性分子を固体基板上に高度に配列させる必要がある」という研究指針の下、化学はもちろん物理学から生物学まで幅広い物質科学・生命科学の知識を利用しながら、主に次の2点に重点をおいて研究を進めています。

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1.構造規制機能性界面の構築: 自己組織化を利用して固体基板上に原子や分子を配列させることで高度な機能を発現させ、人工光合成システム、燃料電池、バイオセンサ/ガスセンサなどの分子デバイスを構築しています。

2.ナノ界面その場構造解析法の開発: 走査型プローブ顕微鏡のみならず、放射光利用X線を利用した、吸収分光法や回折法/散乱法を固液界面に適用し、界面の三次元構造を0.01 Åオーダーで、しかも反応が起こっているその場で決定する手法の開発/改良/測定/解析を行っています。