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理学部長挨拶

理学部長  吉田 裕亮

 理学部をめざす皆様ならびに理学部学生の皆様へ

吉田先生  理学とは自然界の構造や現象の不思議や謎を探求し、ひとつひとつを明らかにして行く学問です。人類の英知がこれまで蓄積してきた自然に関する理論や知識を深く理解し、新たな知見を付け加えて次世代に引き継いでいく、人類の何世代にも亘る知的共同作業でもあります。このためには、理学の幅広い知識が必要とされます。お茶の水女子大学・理学部は、設立以来の数学科、物理学科、化学科、生物学科に加えて1990年には情報科学科が設置され、現在5学科で構成されています。それぞれの分野において「理学する力」を培う教育に加え、境界領域も含む学科の枠を越えた研究を行うことも可能な体制が整っています。学部において培われた「理学する力」は、大学院に進学することによって、さらに深く、そして高度に磨きあげられていくでしょう。
  お茶の水女子大学は創立140周年を迎えます。その歴史の中で、理系女子の源流として多くの科学者、技術者、教育者を輩出してきました。とりわけ日本初の女性理学博士の保井コノ、日本初の帝国大学女子学生の黒田チカ、日本国外で活動した初の日本人女性物理学者である湯浅年子など、著名な女性研究者はその当時の先端科学を先導した指導的女性リーダであり、私たち理学部の誇りでもあります。
  現代社会においても、また新たな創造を先導する女性科学者・技術者が強く求められています。その入口として、お茶の水女子大学・理学部の果たすべき役割は大きく、またその期待に応えられるよう日々努めています。

  来たれ、理系女子! 羽ばたけ、理学する女性!