お茶の水女子大学TOP
理学部TOP ENGLISH

各学科研究室による講義・実験・実習と研究室公開

2005年3月20日(日) 場所:理学部各学科研究室

物理

◇冨永研究室:水の不思議 13:30-14:00 217号室
液体の水の不思議な性質の一端を、デモと解説を通じて体験していただきたい。うまくいけば、超臨界水という不思議な状態の水の、臨界点近傍での性質を実際に目で確かめる実験を体験して頂こうと思います。

◇浜谷・外舘研究室:高圧力が変える物質の構造 14:00-14:30
地球や木星の内部にある物質は,私たちが日常目にする状態と大きく違っています。こ れは,高い圧力を加えることによって原子の並び方が変わり,物理化学的な性質が大きく変化することによります。簡単な実験で圧力による物質の変化を体験して頂きます。 もう一つの話題として、携帯電話などの普及によって最近は多くの人が頻繁に電波を出していますが、実際に身の回りでこのような電磁波がどのように飛び交っているかを見てみます。

◇菅本:(体験講義) 14:30-15:00
   
◇小林:(体験講義) 15:00-15:30
   
◇今井研究室:ソフトマターの秩序形成 15:30-16:00
高分子・液晶・界面活性剤などの物質は、その柔らかさからソフトマターと呼ばれています。今回は、このソフトマターが示す奇妙な振る舞いをモデル実験と解説を通して体験して頂こうと思います。

◇パネル展示など



化学

体験授業
◇福田 豊 「化合物の色はどうして出るのだろう」 1号館321室  (1回目11:15-12:00, 2回目13:15-14:00)
私たちは、遷移金属イオンを含む新しい錯体を新規開発し、それらの性質について研究しています。様々の美しい色を持つ化合物とその色が可逆的に変わる現象を、分光学的、磁気的手法を用いて調べます。一般公開では、錯体の色変化について、実際に見て下さい。

◇山田眞二 「バラの香りがレモンに変わる!?」 1号館321室 (11:00-15:00)  
バラの香りの主成分に酸化剤を加えてかき混ぜると、レモンの香りの主成分に変わります。香りの変化で化学反応が起ったことを体験してもらいます。

◇相川京子 「糖鎖科学入門」 1号館321室 (1回目12:00-, 2回目13:30-)
DNA、タンパク質に続く第三の生命鎖が糖鎖です。糖鎖に関する身近な話題(癌、ウイルスや細菌による感染症、血液型など)をパネル展示し、また糖鎖に関する実験を紹介します。

◇武次徹也 「コンピュータを使った化学」 3号館601室
                         (1回目11:00-13:30(説明11:00-11:30) 2回目13:30-15:00(説明13:30-14:00))
分子の結合や化学反応の主役である電子の振る舞いをパソコンを使って調べてみましょう。高校の化学では体験できない世界です。

◇パネル展示:1号館321室 (11:00-15:00)



生物

◇研究室ごとにポスターを貼って研究紹介をします。
ポスターの前には、説明や質問に答える学生が待機しております。研究以外のことでも、ぜひ質問して下さい。



情報

◇研究室公開ならびに、研究室ごとにポスターを展示し研究内容の紹介をおこないます。

◇ また、来年度より新しい計算機システムに変わる計算機実習室で、情報科学科の学生による、高校生向けの進路相談室を開きます。

お茶大情報科学科への進学を考えているみなさま、研究室や計算機室環境、学生の生の声をぜひ参考にしてください。



数学

◇体験授業 (11:30-12:00)渡辺ヒサ子 「パイこね変換」

◇懇談会  (13:40-14:30)
数学科の在学生も交えて気軽な茶話会をします.みなさんの数学および本学数学科に対する疑問,質問に答えます.

◇パネル展示 (常時)
「女性数学者列伝」
古代から現代までの著明な女性数学者の生涯と業績について調べました.

「現代数学概説」
数学科教員が自分の専門に関連する興味深い話題を易しく図説しました.

「天書の証明より」
ポール・エルディシュによれば,天には数学の定理の美しい証明が記載された書物があるという.その妄想を実現しようとして実際に編集された本から在学生が印象に残った証明をパネルにしました.