お茶の水女子大学TOP
理学部TOP ENGLISH

【特別講演】「学問を志す人へ」  数学科:藤原正彦教授

2005年11月13日(日) 11:00−12:00 理学部3号館7階701室

みなさんの中には、学問をめざす人もいれば、そうでない人もいると思います。でも、創造的な人生を送りたいとはすべての人が願っていると思います。他人に言われたように考え、他人に言われたように行動する、というだけの人生ではつまらない、とすべての人が考えていると思います。では、創造的に生きるためには、どんなことが大切なのでしょうか。そんな問題について、一数学者の立場から述べてみたいと思っています。

<藤原正彦教授の略歴>
1943年7月満州新京生、東京大学理学部数学科卒、同大学大学院修士課程修了。
理学博士。
コロラド大学助教授等を経て、現お茶の水女子大学理学部数学科教授。専門は数論。
お茶の水女子大学では学生部長(1995−1996)、附属図書館長(2000−2004)等を歴任。
社会的活動としては、文化審議会委員などを歴任。正論新風賞受賞(2004)
一方、作家新田次郎氏と作家藤原てい氏の次男であり、文筆家で、「若き数学者のアメリカ」で、日本エッセイストクラブ賞受賞。その後、「遥かなるケンブリッジ」「心は孤独な数学者」「天才の栄光と挫折―数学者列伝」(新潮社)などの著作がある。今年、小川洋子氏との対談「世にも美しい数学入門」(ちくまプリマー新書)が出ている。
また、最近出版された「国家の品格」(新潮社)はご存じのように大ベストセラーとなっている。

講演中の様子
▲学問を志すにはどのような心構えが大切であるか、
ご自身の体験を交えながら講演する藤原教授。

講演中の様子
▲講演途中の様子。会場がほぼ満席となりました。

講演中の様子
▲時には厳しく鋭い視点から、また時には、ユーモアで会場を笑わせながら。

質疑応答
▲講演後にフロアーからの質問に答える藤原教授。

サテライト
▲講演の様子は、学内LANを活用してサテライト会場(2カ所)にも同時中継されました。