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プロジェクトの取り組み

教育プログラム

[理学部の基盤的カリキュラムの改定]

複数プログラム選択履修制の導入

学習のゴールと道程を明確化するために、カリキュラムをパッケージとして明示し、自身の関心とゴールによって選択が可能な「複数プログラム選択履修制」を導入していく予定です。このために、まず専門科目群を専門基礎科目群と専門選択科目群に大別し、専門基礎科目群には、入学した学科の分野の基礎となる科目群を置き、専門選択科目群には、専門分野を深化させる「強化プログラム」と、各学科の境界領域に当たる「学際プログラム」を複数セット用意して、選択制とします。「学際プログラム」には、生命情報学、ケミカルバイオロジー、応用数理、物理・化学等、境界領域・新興分野を設定します。
これによって、学生の学びとともに生まれる志向の多様性を受け止め, 学生の学びに対する意欲あるいは意志の昂揚に寄与すると同時に、複線的なあるいは展開力のある専門性の育成に大きく寄与していきたいと考えております。なお、選択プログラムの履修に際しては、学生の専門基盤である主プログラムの科目履修状況を勘案した履修指導を行っていきます。
複数プログラム選択履修制の導入には、全学的なカリキュラムの変更等時間を要するので、その前段階として、隣接分野の他学科教員が卒業研究を受け入れる卒業研究シフト制度を取り入れ、また、学際プログラムの先行的なものとして副専攻(生命情報学副専攻)を設置します。


学部及び大学院における分野横断型コースのイメージ


[特設授業群]

専門英語教育の実施

国際的に活躍できる人材育成をめざして、リーディング、ヒアリング、ライティングの力にバランスがとれた専門英語教育を行っていきます。

サイエンスライティング

論文の執筆やプレゼンテーションに必要な基礎的スキルの育成を行います。

研究最前線特設講義

最前線の研究を行っている連携研究機関の研究員や本学の教員による「研究最前線特設講義」を設けます。

アドバンスド実験・実習

先端的機器を用いた実験実習(コンピュータ・シミュレーションを含む)を行います。学士課程における履修と先端的科学への関連を体験的に把握させて、展開力の育成を図ります。

学会参加演習

2年次と3年次に、学会で発表される研究の最前線とプレゼンテーションの実際に触れてもらいます。また、4年次には学会発表を目指します。


特設授業群


意欲・能力を伸ばす工夫

研究室ローテーション授業

研究への具体的理解と意欲を高めるため、1年次に少人数で研究室をローテーションして先端研究の紹介や実験を通年で行う授業を行います。

研究所インターンシップ

3、4年次に、連携している研究所でのインターンシップを行います。インターンシップ受け入れの連携先を拡大して、各専門分野に対応するようにしていきます。

プレ卒業研究

3年次に「プレ卒業研究」として研究室に配属します。通常の授業と両立できるよう、パートタイムのプレ卒業研究とします。

学生の海外派遣

海外の協定校に学生を派遣して、短期の留学を体験してもらいます。

大学院科目の早期履修

学部履修課程との関連づけを行いながら、より効果的な大学院科目の履修を検討していきます。