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お茶の水博士のキャンパス探検

「お茶の水博士のキャンパス探検」(平成17年11月13日(日)11:00-16:00)

 お茶の水女子大学理学部は、女子大では数少ない理学部として特色ある存在で、半世紀以上に渡って多くの女性科学者・教育者を養成してきた有数の実績があります。数学、物理、化学、生物、情報科学の5学科がそろい、少人数ゆえのきめ細かな指導と、高水準の教育研究が行われています。
 本学部では、ここ数年、社会への情報還元と社会に開かれた大学をめざして、「お茶の水博士のキャンパス探検」と題した講演会ならびに体験授業を行ってきました。本年度は、「お茶の水女子大学130周年記念科学月間」の一環として、「徽音祭」二日目の11月13日(日)に行いました。小中高校生、大学生、教員、地域の方々、理系文系を問わず幅広い皆さまにご参加頂きました。

<プログラム>
◆特別講演 11:00-12:00 理学部3号館701室 詳細
藤原正彦(理学部数学科教授)「学問を志す人へ」

◆理学部5学科による体験授業・パネル展示 13:00-16:00
数学科  物理学科  化学科  生物学科  情報科学科

◆お茶の水女子大学130周年記念科学月間の催し物紹介コーナー 詳細
11:00-16:00 理学部3号館2階ラウンジ

◆進路相談 11:00-16:00 生協食堂(徽音祭企画と合同) 詳細

理学部一般公開のポスター


「お茶の水博士のキャンパス探検」(平成17年3月20日(日)10:30-16:00)

(文京区教育委員会後援)

好評の内に終了致しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

テーマ: 「階層構造と不可逆性」

 バクテリアから大動物までの生命の構造、いくらでも小さなところまで続く物質の構造、さらに何段にもわたる精緻な情報・論理の構造など、自然界には複雑な階層構造があまねく現れます。これらはミクロな単純要素が決定論的法則に従って寄せ集められたのでしょうか? それとも原理的に部分分割できない総体的な相互作用の自発的な発展形態でしょうか? 決定論的な法則が働いていることは疑いようがありませんが、少なくとも構造の発生や不連続な発展は、いくつもの分岐点を通して無数の可能な過去が捨てられ常にひとつの相が選ばれた不可逆な進化です。

 相対するように見える要素還元主義と全体包括主義は、お互いに相補的な方法であって、そのはざまに階層構造や不可逆性の豊かな多様性があるのではないでしょうか? 広く理学全体を俯瞰しながら、このような普遍的な自然の構造を考えていきたいと思います。

◆全体企画(10:30-12:30 13:30-15:30) 詳細
・物理学科: 曹 基哲 「極微の構造と宇宙の進化」
・化学科: 森 義仁 「リズムの不思議」
・生物学科: 最上善広 「生物のパターン形成」
・情報科学科: 竹尾富貴子 「フラクタルにおける階層構造」
・数学科: 戸田正人 「ポアンカレ予想と3次元多様体の不可逆的な変形」  

◆各学科研究室 講義・実験・実習 研究室公開 (11:00 - 16:00) 詳細

◆進路相談室 11:00 - 15:30