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海外で活躍する卒業生

栢沼 愛   〜フランスとドイツの文化が混在する国際都市にて研究〜

 私は、博士課程を修了後、産総研での1年間のポスドクの後、2010年の4月からフランスのストラスブール大学の量子化学研究室でポスドクとして働いていました。

 こちらに来てまず感じたのが、非常に国際色が豊かだということです。私のいるラボには、現在、学生とポスドクが合わせて6人いますが、4名はフランス外から来ています(インド、ブラジル、ブルガリア)。セミナーや共同研究などで、他の国から研究者や学生が訪れることも多く、国際交流が盛んです。また、女性研究者や女子学生の比率が高いと感じます。私の所属しているラボのトップのダニエル博士も女性です。また、学会(理論系でも)に参加しても、女性が多いと感じます。加えて印象的だったのは、こちらの研究者のプレゼンテーション能力の高さです。学会やセミナーを聞いていても、聴衆に伝える、ということをとても重視していると感じました。他にも、ディスカッションが盛んな点、オンとオフをしっかり分けるスタイルなど、日本とは違う環境・研究スタイルに触れることができ、良い刺激になりました。

 生活面でも、ストラスブールは、治安も良く、住みやすい、とても良い街です。フランス北東部に位置し、ドイツとの国境に近く、両方の文化が混在しています。中心部には古い、美しい町並みが保存されていて歴史を感じさせる一方、トラム(路面電車)など公共交通も発達しており、生活にも便利です。

 ラボでも良いメンバーに囲まれ、研究はもちろん、異なる文化や価値観など、いろいろなことを学びながら、充実した研究生活を送ることができました。

 

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