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SPring-8でのインターンシップ実施報告

2010年09月10日
 大型放射光施設SPring-8にてインターンシップを実施しました。
 2010年6月30日、兵庫県にある大型放射光施設SPring-8にて化学科の4年生2名によるインターンシップを実施しました。
 このインターンシップでは、放射光の原理とその活用法を理解することを課題としており、放射光施設ならびに放射光を利用した種々の研究現場を実際に見学して、放射光利用研究の意義/重要性の理解を深め、卒業研究に対する意欲を増すことを目的として行われました。

 参加した学生からの報告の一部を紹介します。
<報告1>
 ...放射光と言う言葉だけは聞いたことがあったが、実際の施設を見させていただき、その規模の大きさにまず驚いた..。線形加速器から出された電子線が、三原栗山(標高341 m)という山の外周(直径600 m)をぐるっと一回りしていて、電子線を電磁石で曲げる際にその接線方向に出てくるのが放射光である。ビデオで説明していただいた後には、車に乗ってリングを一周しながら直接外観を見させていただいた。...
<報告2>
 ...実際の実験室(ハッチ)の中を見せていただき、X線がどこから来て、どのように試料に当たり、また試料から出てくる散乱/回折X線をどのように検出器で検出されるか、など具体的に教わった。机の上やビデオを見るだけではなかなか分からなかった実際の実験現場を見学させていただき、理解度が大幅に上がったと思う。...