学科概要 教員紹介 化学科カリキュラム 大学院 受験生の方へ 教育と研究のサポート

TOP活躍する卒業生>海外で活躍する卒業生

海外で活躍する卒業生

佐藤 あやの   〜アメリカでの研究生活〜

 大学生、大学院生のとき、糖鎖や糖結合性タンパク質の生化学的研究を行っているうちに、タンパク質や脂質などに糖鎖修飾などを施す細胞内小器官であるゴルジ体に興味を持ちました。そして、ゴルジ体研究の第一人者である、Graham Warren PhD, FRS (当時エール大学 医学部 細胞生物学部門の教授)の研究室に留学しました。

 留学先のエール大学 細胞生物学部門は、数々の細胞内小器官の発見者であり、その功績でノーベル生理学・医学賞を受賞したGeorge E. Palade MDによって設立されました。細胞内小器官とそれらの間の細胞内輸送に関する研究にたずさわる一流の研究者達が世界から集まり、最新鋭の顕微鏡や機器を使って日夜研鑽を積んでいます。

 Warren研は、5名のポスドク、2名の大学院生、1名のラボマネージャーからなる、比較的小さいものでしたが、同じフロアのIra Mellman PhD (当時 教授)の研究室と合同でラボミーティングを行い、機器などを共有していたため、全体では30名ほど(半数以上が女性)からなる大所帯でした。ランチルームで、コーヒーを飲みながらディスカッションし、冗談を言い合っていた仲間の多くは、今では独立した研究室を主宰して活躍しています。彼らとつながりを持てたことが、留学の最大の成果だと思います。

 エール大学は、アメリカ東海岸のニューヨークのやや北に位置し、海に面したコネチカット州ニューヘイヴン市にあります。アメリカのアイビーリーグの中でも歴史が古く、メインキャンパスの建物や大学の学生寮などは、古き良き雰囲気の中にたたずんでいます。


エール大学構内の風景

充実した学生生活 活躍する卒業生 桜化会OUCA 化学科の伝統をたどる 問い合わせ 理学部HPへ

Copyright(C)Ochanomizu University. All Rights Reserved.