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2023年4月6日更新
お茶大生物学科(学部)を卒業した学生の10–20%が就職し、50–70%がお茶大の、10–30%が他大学の大学院修士課程に進学しています。大学院修士課程へ進学し、更に専門知識を身に付けようとする学生が多いのが特徴です。
就職では、東京ガス・東京電力などのインフラ系、大正製薬・日本たばこ産業・コーセーなどの製薬、生活関連系、日本ハム・東ハトなどの食品系、アビームなどのコンサル系、野村総研などのシンクタンク系など多岐にわたります。採用試験の難関を乗り越えて国家公務員、地方公務員、教員などの職業に就く学生も少なくありません。職種で見ると、総合職とSEが比較的多いです。専門知識を活かしやすい研究・開発・専門職は、学部卒ではかなり難しいようで、あまり多くありません。
他大学の大学院への進学では、東京大学や京都大学、東北大学、東京医科歯科大学、東京工業大学など、自分の好きな生物種・科学分野を求めて進学先を決めているようです。
※ 卒業時に大学へ登録があった情報から集計しています。
お茶大の博士前期(修士)課程(生物学科から繋がるライフサイエンス専攻生命科学コース)を修了した学生の就職は、大正製薬・アステラス製薬などの製薬系の研究・開発職、アサヒ飲料・永谷園・キューピー醸造などの食品・飲料系の研究職、花王・ライオンなどの生活関連系、東京証券取引所・大和証券などの証券系、数研出版などの出版系、「いであ」などの環境アセス系、NTT東日本などの情報通信系の総合職・SE職など、学部卒よりも多岐にわたっています。修士号を持つことで、研究・開発職や専門・技術職といった、自分で何かを生み出せる職種につけるのが大学院進学の魅力の1つです。
大学院までの実務的経験を直接・間接的に利用できる企業・職種だけではなく、倫理的思考力、自分の意見を発信する力、自主性、考え抜く力、協調性、課題解決力、などの能力が発揮できるところに就職が決まっていくようです。
10%ほどの学生は、更に研究を進め、より深い専門知識と高い問題解決能力を身に付けるべく、お茶大や他大学の博士(博士後期)課程へと進学しています。
※ 修了時に大学へ登録があった情報から集計しています。
お茶大の博士(博士後期)課程(ライフサイエンス専攻生命科学領域) を修了し、晴れて博士号を取得した学生は、その専門性と幅広い知識、高い問題解決能力を活かして社会で活躍しています。国内や海外の博士研究員などを経て、大学や研究所のアカデミックポスト(教授・准教授・講師・助教など)を獲得された方は少なくありません。博士号取得後に海外へ武者修行に出る人が多いのも特徴で、そのまま海外の大学での厳しい競争に打ち勝って海外のアカデミックポストに就いた方もいます。また、大学や研究所のアカデミックポストだけでなく、企業(リコー、コーセーなど)の研究職や総合職、中高の教員、科学雑誌出版社の編集者など、お茶大で身に付けた高い能力を存分に発揮できる職場・社会で活躍する方も多く輩出しています。