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生物学科専門科目

2026年4月7日更新

生物学科カリキュラム

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
 生物学は、「生き物」の複雑で多様な生命現象を探求する学問であり、周辺領域の医学、薬学、農学、情報学などの学問分野の基盤となり、さらには地球環境問題や生命倫理などの社会的な問題にまで影響を及ぼす。生物学科では、多種多様な生命現象を科学的に解析する力を養い、幅広い知識に基づいた柔軟で論理的な思考力を身につける。コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と外国語力を身につける。
 生物学主プログラムでは、生物学の基礎概念を理解するための必修科目および基礎的な実験手法を学ぶ必修実習を履修し、この基礎の上に生物学の各分野の実験手法を学ぶ選択必修実習および選択科目を履修する。その後、より細分化された専門分野における高度な知識を習得できる生物学強化プログラム、または学際プログラムや他学科の副プログラムを学び、生物学主プログラムの総まとめとしての特別研究および生物学演習を履修する。
 中学校教諭一種免許状(理科)、高等学校教諭一種免許状(理科)、博物館学芸員資格の取得にかかわる科目を履修できる。

履修ガイド(新しいウインドウが開きます)

※ 教員の異動に伴って2026年度からカリキュラムを大幅に変更しており、本ページの情報は2026年度入学の学生向けです。ご注意ください。

講義

主プログラム/caption>

[生物学概論]

1年前期に受講する科目で、生物学科の各教員が1回ずつ担当し、それぞれの専門分野を通じて、生物学の基礎から最前線の研究動向までを幅広く紹介します。また、生物学科の学びを深く理解するだけでなく、生物学の知識を活かして環境問題の解決や医療の発展にどのように貢献できるかについても触れます。講義を通じて、①「生き物は面白いな、不思議だな、すごいな」と感じる心を再発見し、生命現象に対する興味を深める機会を得ること、②自身の興味や関心のある分野を見つけ、今後の学習や研究の指針とすることの2つを主な目標としています。また、先輩である4年生の卒業研究についても学ぶ機会を持つことで、自分の卒業研究についても考える機会を持ちます。

[進化生物学] 

生物学の広範な「なぜ」に答えるべく、生物進化の重要概念を適用して進化機構の理解と思考力の向上を目指します。

[生化学]

生命の活動単位である細胞の営みを分子レベルで理解するために、細胞を構成しているさまざまな生体高分子の基本的な構造と機能について学びます。

[生物系統学]

生物の系統全体を俯瞰し、形態・発生・分子情報を基に系統関係を整理します。キーイノベーションや分類概念を理解することで、生物進化の全体像を段階的に学びます。

[遺伝学]

さまざまな遺伝現象について、遺伝子のはたらきに基づいた理解を深めることを目指す。また、進化を理解する基礎として、集団内における遺伝子のふるまいにも触れる。 

[分子細胞生物学]

細胞が活動し、多細胞の生物を形作っていくためには、どのような特性が必要なのか?

[植物環境応答学]

動けない植物の巧みな生存戦略を知ることで、植物に対する新たな発見がああるはずです。

[動物環境応答学]

秒単位から年単位で変動する外界環境に対して、動物個体・器官・組織・細胞がどのように応答するのか、神経・内分泌・免疫・発生の複合の視点から、動物とはいかなる存在かを捉える。

[生態学]

生態学の基礎を学んだ上で、様々な生物が周囲の環境や他の生物とどのように相互作用しながら生きているのかを学びます。

[遺伝子工学]

遺伝子の解析方法や、タンパク質を人工的に作り出すなどの技術について学ぶ。 

[生物統計学]

実験で得られたデータを正しく解釈する方法を学びます。

[生物学外書講読]

学術英語論文の読み方、ゼミでの効果的なプレゼンの仕方についての基礎を学びます。

強化プログラム

[分子構造生物学]

タンパク質のかたちを使って、分子生物学的現象を再認識する授業です。

[比較動物学]

様々な動物の形態や発生のパターンを比較し、その共通点と相違点について学ぶ。

[生物物理学]

生命現象を物理の刀で切るとどんな断面が見えるでしょう。

[分子遺伝学]

遺伝子のはたらきをゲノムを背景にして考える。

[発生生物学]

誕生から死までを制御している仕組みを学びます。

[藻類学]

様々な藻類の多様性や起源についての理解を深め、藻類が獲得してきた形態的・ 生理的機能について学ぶ。

[生物系統地理学]

現在みられる生物の多様性や地理的分布、局所適応に着目し、どのような歴史で現在のパターンが形成されたのかについて、生態学や分子系統学、集団遺伝学をベースに学びます。

[植物機能制御学]

植物の生存戦略について、細胞レベルでどのように制御されているかについて学びます。

[細胞動態学]

動物細胞と植物細胞の構造と機能について、分子レベルでより深く学びます。

[保全生物学]

生物多様性に迫る危機とそれに対する対策について、様々な観点から広く学びます。

[動物生理学]

細胞は興奮する。どうやって?

[進化遺伝学]

生物の歴史を刻むゲノムの情報から、何をどう読み解くか?

[生命情報学]

生物は、どのようにして情報をやり取りしたり、受け取った情報に応答しているのか

[予測生物学]

データとモデルに基づいて生命現象を予測し、そのしくみを理解する方法を学びます。

[水圏生態学] ※ 2年に1回、開講

水域における生態系の仕組みについて広く学ぶ

[免疫学] ※ 2年に1回、開講

免疫学全般の生体防御に関わるしくみと、免疫における自己から非自己を識別するしくみを学ぶ。

[生物学特殊講義]

学外からの非常勤講師による講義で、幅広い生物学を学びます。複数の科目があり、数年に一度しか開講されないものもあるので、取り逃さないように注意!

実習・演習

主プログラム

[生物学実習IA・IB]

1年前期に生物学実習IA、1年後期に生物学実習IBを受講します。これらの実習では、これから学ぶ専門科目の授業や実習に役立つ基本的な実習内容が組み込まれており、基礎的な技術や考え方を学びます。また、自ら関連文献などを読んで理解を深め、理論的な考察力を身につけることで、今後の学生実習や卒業研究に必要な基礎的スキルを獲得します。さまざま実験の基本となる秤量やピペットマン操作、顕微鏡の使い方などから始まり、濃度定量や緩衝液、電子顕微鏡、DNA・RNAの取り扱い、電気泳動、形質転換など、幅広い内容を学びます。

[生物学実習II] 

2年前期に受講する実習で、1年次に受講した生物学実習IA・IBをベースとしつつ、蛍光顕微鏡の使い方や分子系統解析、PCを使った高度なデータ解析など、より専門的な内容について学びます。

[植物系統学臨海実習] 

海藻類・海産被子植物・海浜植物の種多様性と適応進化を実感する館山での実習。

[動物系統学臨海実習] 

海岸に生息する多種多様な動物の生態を観察しながら採集し、実験室で種の同定や形態の観察(スケッチ)を行い、各動物門ごとの体制上の特徴と海岸での生物種の多様性を理解する。 

[植物生態学実習] 

植物多様性や植物と環境の関係について、群集構成や光合成機能に着目しながら学ぶキャンパス外での合宿形式の実習。

[分子細胞生物学領域実習・生命情報学領域実習・多様性生物学領域実習] 

それぞれ約1ヶ月かけて各領域の研究に直結する高度な内容を実践的に学ぶ。

[生物学研究基礎・生物学研究基礎演習]

3年次の7月に決定する研究室への仮配属後に、各領域や各研究室で研究の基礎を学びながら、関連する学術論文を読んで紹介します。4年生で行う卒業研究へ繋がる内容です。

[生物学演習I・II]

4年次に、本配属された各研究室で、関連する学術論文を読んで紹介します。

[特別研究I・II]

4年次に行う卒業研究。それぞれの分野の第一線の研究に実際に参加することにより、研究の進め方、文献の読み方、実験・観察の方法、実験結果のまとめと考察の仕方などを学びます。本学科には、12の研究室があり、それぞれにおいてきめ細かい教育が行われています。

強化プログラム

[生命情報プログラミング演習]

DNAやタンパク質の配列を解析するための基礎的技術をプログラミング言語pythonで学びます。

[海洋生物学臨海実習]

棘皮動物(主に、ウニとヒトデ)の卵母細胞、卵と精子を用い、基本的な発生現象の観察と実験を通して、受精卵から刻々と形態が変化する個体発生を記録し、結果から考察されるその仕組みについて理解する。

[公開臨海実習]

多様な海産動物の分類と自然史学的研究法、生殖や発生の研究の最前線を、国内の博物館や海外の研究者の指導も受けながら学びます。単位互換により受講する他大学の学生とも交流できます。

専門科目 時間割(例)

※ 空いているところは何も講義がないのではなく、全学共通科目や資格取得用科目(教職や学芸員など)が入ります。このページでは、生物学科の専門科目だけを表示しています。

桃色=主プログラム、緑色=強化プログラム

1年生 前期

1年生 前期
1.2
3.4
5.6 生化学 生物学概論 生物学実習IA
7.8 進化生物学
9.10

 集中講義

植物系統学臨海実習 生物学特殊講義

1年生 後期

1年生 後期
1.2 遺伝学
3.4
5.6 生物学実習IB 分子細胞生物学
7.8 生物系統学 
9.10

 集中講義

生物学特殊講義

2年生 前期

2年生 前期
1.2 分子構造生物学
3.4 植物環境応答学 生物統計学 生態学 遺伝子工学
5.6 動物環境応答学 生物学実習 II
7.8
9.10 生命情報学

  集中講義

動物系統学臨海実習 植物生態学実習 水域生態学(2年に1回、開講) 免疫学(2年に1回、開講) 生物学特殊講義

2年生 後期

2年生 後期
1.2 生物系統地理学 生命情報プログラミング演習
3.4 藻類学 比較動物学 分子遺伝学 生物物理学
5.6 発生生物学
7.8
9.10 予測生物学

 集中講義

生物学特殊講義 海洋生物学臨海実習(2~3年生対象)

3年生 前期

3年生 前期
1.2 進化遺伝学
3.4 動物生理学 保全生物学 細胞動態学 植物機能制御学
5.6

 分子細胞生物学領域実習、生命情報学領域実習、多様性生物学領域実習

(それぞれ、約1ヶ月の集中実習)

7.8
9.10

  集中講義

水域生態学(2年に1回、開講) 免疫学(2年に1回、開講) 公開臨海実習 生物学特殊講義

3年生 後期

3年生 後期
1.2

生物学研究基礎

生物学研究基礎演習

生物学外書購読

※ スケジュールは仮配属先の研究室の教員と相談

3.4
5.6
7.8
9.10

 集中講義

海洋生物学臨海実習(2~3年生対象) 生物学特殊講義

4年生 前期

4年生 前期
1.2

特別研究I(卒研)


生物学演習I(ゼミ)

3.4
5.6
7.8
9.10

 集中講義

生物学特殊講義

4年生 後期

4年生 後期
1.2

特別研究II(卒研)


生物学演習II(ゼミ)

3.4
5.6
7.8
9.10

 集中講義

生物学特殊講義
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